学術研究活動等に対する学長表彰

平成22年度から本学に在籍する学生で、本学の理念「つねに、より高きものをめざして」に基づき、正課教育の一環として学問的業績を挙げたことが学会等で評価され、あるいは学術研究活動においてその成果が社会的に評価されているものを表彰することとしました。表彰式は、教育担当理事等同席の下、随時行っています。
また、受賞した学生のなかから各年度末に千葉大学学術研究学生支援制度による選考を行い、対象者には奨学金として30万円を支給するものとしています。

令和6年度 学術研究活動等に係る学長表彰

学術研究活動賞

【学部】

学部?学科等氏 名    表彰状授与日概   要
理学部?物理学科 宮本 隼 R7.3.23
  • 国内研究会 Flavor Physics Workshop 2024において、優秀ポスター発表賞を受賞。(本研究会において史上初の学部生の受賞)
  • 学部三年時に素粒子実験研究室にて研究活動を始め、素粒子飛跡検出器の開発に携わり、「原子核乳剤フィルムの現像時に生じる表面銀粒子の化学的溶解除去」に関する研究を日本写真学会誌に査読付き論文として発表。
工学部?総合工学科 藤間  裕大 R7.3.23
  • 筆頭論文1編(Optics Communications)
  • 研究発表1件
  • 受賞(千葉大学×千葉県データ活用ハッカソン 最優秀賞)
  • 報道(文教速報記事 第9466号)
  • 特許(発明評価委員会で認められ,弁理士と明細書作成中,3月に出願予定)
園芸学部?緑地環境学科 百川  詠奈 R7.3.23
  • 2024年11月の日本造園学会関東支部大会で「東京都の開発事業に伴う史跡の保存活用の実態研究」について発表し、最優秀研究発表賞を口頭発表部門で受賞。
  • 2年生の造園実習Ⅱでは松戸キャンパスの庭園再生をテーマにしたランドスケープデザインの設計提案で優秀な作品として取り上げられ、千葉大学園芸学部が発行する作品集MOEにその作品が掲載された。
医学部?医学科 大辻  琉加 R7.3.23
  • 2022年11月、2023年5月に開催された「第252回 日本呼吸器学会関東地方会」、「第254回 日本呼吸器学会関東地方会」において最優秀演題賞を受賞。
  • 後者の学会で発表した「長期にわたり未診断であった小児の限局性複雑型肺動静脈瘻の一例」はその業績が認められ、2024年4月 「第64回 日本呼吸器学会 学術集会呼吸器病学ことはじめ甲子園」において優秀賞を受賞した。
  • 呼吸器内科で経験した肺動静脈瘻として紹介されるも異なる診断に至った症例についての検討を行い、この結果は2024年5月アメリカ サンディエゴで開催された「American Thoracic Society 2024」において発表した。学生でありながら国際学会で発表をし,海外の医師,研究者と活発に議論を交した。
  • 工学部 藤間  裕大さん、園芸学部 百川  詠奈さんについては、学術研究学生支援制度による支援の対象として、令和7年3月23日に奨学金を贈呈するとともに表彰を行いました。

【大学院】(博士前期課程)

研究科(学府)?専攻氏 名    表彰状授与日概   要
人文公共学府?人文科学専攻 笹本 美和 R7.3.23
  • 卓越大学院のプログラム生に選抜され、、本プログラムで提供されているデータサイエンス技法を文化人類学的研究に用いる意義を考察し、査読付き論文として公表した。
  • 全国の卓越大学院プログラム等に所属する大学院生70名が参加した教育改革フォーラム2023においてポスター発表を行い、優秀発表賞を受賞した。
教育学研究科?学校教育学専攻 益山  ゆき R7.3.23
  • 第24回日本音楽療法学会学術大会にて、第1回日本音楽療法学会学術大会優秀発表賞を受賞。
融合理工学府(工)?先進理科学専攻 前島  結衣 R7.3.23
  • 高機能な構造色材料作製に関する研究に従事し、筆頭著者で1報と第2著者で1報の原著論文が掲載された。
  • 成果を特許出願するとともに学会(口頭4件/ポスター6件)で発表し、筆頭著者として執筆した解説と総説が学会誌に掲載された。
  • 本人が作製/提供した構造色インクがプロの画家(田村綾海氏)の作品に使用され、個展で作品が展示され、千葉大学広報SNS/IMO/工学部HPで内容が広く発信された。
園芸学研究科 環境園芸学専攻 大矢  朱莉 R7.3.23
  • 令和5年度日本植物病理学会大会にて学生優秀発表賞を受賞。
  • 日本土壌微生物学会2024年度大会にて「最優秀ポスター賞」を受賞。
  • 本病原菌の種内における病原性分化を世界で初めて解明
  • 同菌の種内系統を解析できるDNAマーカーを初めて開発
  • 日本の病原菌が国内既存や米国産の菌株とは異なることを発見
  • 本菌の無病徴感染による増殖?伝播を報告
  • 査読付き英文学術誌への2件の投稿、査読付き和文学会誌への総説の投稿、国内8件および海外2件の学会発表を行った。
医学薬学府(医)?医科学専攻 松村 貴与美 R7.3.23
  • 高齢者(約10 万人)を対象に、澳门美高梅金殿感染症流行前後において社会参加が多い市区町村では、社会経済階層が低い者の社会参加割合が高いことを明らかにした。
  • 5 度の学会発表を行い、青森県保健医療福祉研究発表会?日本ヒューマンケア科学学会学術集会では優秀ポスター賞、日本社会関係学会では優秀研究報告賞を受賞した。
医学薬学府(薬)?総合薬品科学専攻 藤本 泰輝 R7.3.23
  • 第67回日本薬学会関東支部大会、第144年会日本薬学会、第39年会日本薬剤学会、第40回日本DDS学会学術集会、FY2024 分子製剤学合同セミナーにて優秀発表者賞を受賞した。
  • X線?中性子散乱測定に関して豊富な知識を有しており、論文( Molecular Pharmaceutics 20(9)4729-4742)の執筆に大きく貢献した。
  • 人文公共学府 笹本 美和さん、融合理工学府 前島  結衣さんについては、学術研究学生支援制度による支援の対象として、令和7年3月23日に奨学金を贈呈するとともに表彰を行いました。

学術研究活動等に対する学長表彰 年度別一覧