学術研究活動等に対する学長表彰

平成22年度から本学に在籍する学生で、本学の理念「つねに、より高きものをめざして」に基づき、正課教育の一環として学問的業績を挙げたことが学会等で評価され、あるいは学術研究活動においてその成果が社会的に評価されているものを表彰することとしました。表彰式は、教育担当理事等同席の下、随時行っています。
また、受賞した学生のなかから各年度末に千葉大学学術研究学生支援制度による選考を行い、対象者には奨学金として30万円を支給するものとしています。

令和7年度 学術研究活動等に係る学長表彰

学術研究活動賞

【学部】

学部?学科等氏 名    表彰状授与日概   要
園芸学部?緑地環境学科 園木 孝和 R8.3.23 都市や地域が抱える複雑な課題に対し、鋭い分析力と独創的な創造性を持って取り組み、2025年には、台北大学連盟と国立六大学連携コンソーシアムのジョイントシンポジウムに千葉大学全学代表として選出された。ユースセッションでは持続可能性や環境をテーマに主体的かつ国際的な議論を展開し、高い貢献を示した。さらに、U30復興デザインコンペ2025では「孤立する都市」をテーマに、都市の分断構造を再編する独創的な提案を行い、最優秀賞を受賞した。
医学部?医学科 海老原 颯人 R8.3.23

生成AIを活用した医学教育研究においては,臨床実習中の医学生を支援するAIメンターを開発し,学生メンターと比較しながらその有用性を検証するという独創的な研究を主導し、その成果は医学教育分野の国際学術誌 JMIR Medical Education に original article として掲載されており(Impact Factor 12.5)、学部学生として極めて高いレベルの業績である。
臨床研究でも、希少疾患の症例報告やシリーズ検討を精力的に行い、International Journal of Gynecological Pathologyへの論文採択や、American Thoracic Society Annual Congress 2026での発表を勝ち取っている。国内外の学会で優秀賞を多数受賞しており、高度な臨床的洞察力と発信力を兼ね備えている。

薬学部?薬科学科 小野 颯人 R8.3.23

薬学部薬品合成化学研究室に3年生後期から配属以来、わずか1年余りで共同第一著者として学術論文1報、第一著者として国際学会での発表1件、国内学会での発表予定2件(第一著者1件、第二著者1件)の業績を挙げた。
これらの成果は、千葉大学が有機化学分野?ケミカルバイオロジー分野において活躍していることを国内外に示すとともに、高い研究能力を有する学生を教育している事実を学外に示すものである。

  • 上記3名については、学術研究学生支援制度による支援の対象として、令和8年3月23日に奨学金を贈呈するとともに表彰を行いました。

【大学院】(博士前期課程)

研究科(学府)?専攻氏 名    表彰状授与日概   要
人文公共学府?人文科学専攻 渡久地 まゆみ R8.3.23
  • 学部時から一貫して日系ペルー人に関する人類学的研究に取り組み、修士課程ながらそれを着実に学会や研究会にて発表を重ね、学術雑誌にその成果を掲載している。
  • 外務省による日中南米交流促進プログラムの日本代表者の1 人に選出され、ペルーに派遣された。
融合理工学府(理)?先進理化学専攻 荒井 翔吏 R8.3.23
  • 宇宙線を構成する反物質である陽電子が、超相対論的な極限状況下において優先的にエネルギーを獲得するメカニズムを、理論構築およびスーパーコンピュータ「富岳」を駆使した大規模計算で解明し、卓越したビッグデータ解析により、従来レーザープラズマ分野で注目されていた航跡場(Wakefield)が、極限宇宙環境においても粒子加速の主機軸となり得ることを突き止めた。
  • 新しい加速機構をまとめた論文は、宇宙物理学分野で権威ある The Astrophysical Journal 誌(JournalImpact Factor 5.4)に掲載され、国際的にも高く評価されている。
  • 地球電磁気?地球惑星圏学会2025年秋季年会にて同内容の発表に対し学生発表優秀賞を授与された。
融合理工学府(工)?地球環境科学専攻 長谷 美咲 R8.3.23

博士前期課程在学中に千葉大学でアーカイブする気象衛星ひまわりのデータセットの有用性に着目し、東南アジアの熱帯域における植生モニタリングの研究を推進し、特筆すべき研究業績を挙げた。

  1. 査読付国際誌 Environmental Research Letters(IF=5.6)に本人筆頭著者(米国、インドネシアとの国際共同研究)の論文を掲載
  2. 上記の論文はプレスリリースを行う予定(1月中旬リリース)
  3. 2025年5月に開催されたJapan Geoscience Union2025 (日本地球惑星科学連合2025年大会)において、英語の口頭発表を行い、学生優秀発表賞を受賞。
  4. 日本学術振興会特別研究員(DC1)に採択
  5. 博士前期課程在籍中に国際学会?集会にて12回の発表を行い、国内学会?集会で2回の発表を実施。
  6. 研究成果を積極的に論文にまとめており、査読付国際誌に1編投稿中(シンガポール国立大との国際共同研究)、1編準備中。
  7. 博士前期課程在学中に米国NASA Ames研究センター(2024年8-9月)、シンガポール国立大学(2025年8月)に約1か月滞在し共同研究を進めるなど非常に積極的に国際共同研究に取り組んだ。その成果は国際学会での発表を行い、論文投稿済(査読中)である。
医学薬学府(医)?医科学専攻 渡部 桃佳 R8.3.23

修士課程の2年間で国際学会4件、国内学会1件の発表を行い、研究の妥当性が外部から評価されている。また、学位論文に基づく研究成果は、国際学術誌に投稿中であり、国際的な研究水準での成果創出を進めている。
他機関との共同研究に自発的に参加し、その成果を国際学会で発信するなど、学外機関との共同研究を主体的に推進する能力を有している。
これらは、学問的業績を着実に積み重ねた顕著な成果である。

医学薬学府(薬)?総合薬品科学専攻 安田 匠吾 R8.3.23
  • The 40th Annual Meeting of theJapan Society of Drug Delivery Systemのインターナショナルセッションにおいて、当該分野の一流誌 J. ControlledRelease.ジャーナル賞を受賞
  • 日本薬剤学会第40年会において永井記念薬学国際交流財団大学院学生スカラシップを受領
  • 共著者として査読付き国際誌に2報投稿
  • 日本薬剤学会第40年会学生主催シンポジウム「SNPEE」の企画?運営に携わり、学会活動に大きく貢献
看護学研究科?看護学専攻 井上 真緒 R8.3.23
  • The 2024 IEEE International Conference on Robotics

    Automation, Workshop on Nursing Robotics の国際学会において、Best Presentation Award Finalistを受賞
  • 2025 科学技術振興機構(JST)「STI for SDGs」において「尊厳ある暮らしと寄り添うケアを支えるシステム開発」の取り組みにおいて文部科学大臣賞を受賞
  • 以下の学術集会において、計3件の発表を実施
    ○第12 回看護理工学会学術集会(査読あり?国内学会)
    ○第29 回日本看護管理学会学術集会(査読あり?国内学会)
    ○第13 回看護理工学会学術集会(査読あり?国内学会)
  • 以下の国際学会において、発表予定
    ○East Asian Forum Of Nursing Scholars 2026(査読あり?国際学会)
  • 特許出願(2件)に共同発明者として参画
  • 融合理工学府 長谷美咲さん、医学薬学府 渡部桃佳さんについては、学術研究学生支援制度による支援の対象として、令和8年3月23日に奨学金を贈呈するとともに表彰を行いました。

学術研究活動等に対する学長表彰 年度別一覧